ご挨拶
国際学部学部長・横浜国際学会会長 重冨 真一
1986年に創設された日本初の「国際学部」である明治学院大学国際学部。まもなく創立40周年を迎えます。横浜国際学会(YISA)は創立30周年の年に作られましたから、こちらはまもなく10周年です。この間、YISAは卒業生同士、また卒業生と現役学生や教職員をつなぎ、学び合う組織としてめざましい活動を続けてきました。その会長をこのたび務めることとなり、YISAの更なる発展に貢献できることを誇りに思います。
YISA会員の皆様には、平素より会の運営に関して多大なご支援とご協力を賜っておりますこと、心から感謝申し上げます。キャリア支援などの在学生のためのイベントを継続的に開催し、先輩方の豊かな経験とそこから生まれる深く広い視座を学ぶ機会を提供していただきました。ゼミ合宿に対する補助金制度は、現役学生の学外での学びを大いにサポートしております。YISAが企画する読書会やフィールドトリップなどのサークル活動は、現役学生にとって社会に出られた先輩達との貴重な交流の場になっています。
国際学部の学びを一言で表現するならば「多様性」ではないでしょうか。国際社会で起きている諸問題を、さまざまな分析視角(ディシプリン)から、またさまざまな価値観や文化的バックグラウンドから見るのが、明治学院大学国際学部における学びの特長といえます。そうした学びを通して、物事を多角的に見る力、自分とは異なる見方考え方を理解する力、新しい課題に対応する力を身につけて社会に出て行ってほしい、というのが国際学部教員の共通する願いです。そうした国際学部での教育をさらに充実させるために、すでに社会に巣立ったYISA会員の皆様のインプットはとても貴重なものといえます。
今後とも、YISAの活動を通して、私達の学びあいが続きますことを祈念しております。