2022年10月29日〜11月5日 高原孝生ゼミ・PSSPスタディーツアー   /長崎県、広島県

YISAでは国際学部のゼミ合宿への補助を行っております。

昨年のゼミ合宿の活動を報告いたします。

2022年10月29日〜11月5日 高原孝生ゼミ・PSSPスタディーツアー   /長崎県、広島県

20ks 遠藤さん

合宿内容;

今回の合宿は、10月29日から11月1日の4日間は長崎で、その後11月2日から11月

5日の4日間は広島でフィールドスタディーをした。参加する学生全員が、それぞれの興

味のある箇所を担当し、事前調査を行った。私は被爆者である近藤紘子さんのお話と縮景

園、流川教会を担当した。広島と長崎の平和公園には多くの慰霊碑があり、高原先生や現

地の方の解説を聞きながら散策した。コロナ禍ということもあり、ホテルは一人部屋で昼

食と夕食も各自で食べた。大久野島や香焼島などバスでの長距離移動もあった。長崎と広

島の両方とも自由調査の時間が設けられ、関心のある事柄をじっくりと学ぶことができた。

 

今回の合宿では、五感を使って学習することの大切さを痛感した。私は合宿に参加するに

あたり、「被爆者や戦争体験者の語る記憶を、実際に経験していない私たちがどのように理

解し、次の世代へ伝えていくのか、この一週間を通して何かヒントを得たい」という目標

を定めていた。私は一度高校生の時に長崎を訪れたことがあるが、その時は学校のプログ

ラムで与えられたものをただ受動的に受け取ることしかできなかった。というのも、事前

に平和学習の時間はあったが、白黒の資料と文字を見ながら先生の話を聞いているだけで

はとても現実にあったものとして捉えることができなかったからだ。しかし、これまでの

ゼミを通して、漠然としか知識のなかった戦争と原爆への理解が深まったとともに、今回

実際に現地へ足を運んだことによって、当時の悲惨な様子が以前よりも鮮明なイメージと

して頭に思い描くことができた。被爆地を自分の目で見て、被爆者の生の声を自分の耳で

聞いたことは私にとってとても意味のあるものだった。特に印象的だったのは、現地の高

校生が被爆者の証言を聞き取り描いた「原爆の絵」の展示会だ。閃光の瞬間や投下前後の

外の様子、道端に重ねられたドロドロの死体の絵など、投下された側の視点から見ること

でより具体的に当時の様子を想像することができた。被爆者や戦争体験者から直接お話を

聞ける機会は私たちの世代が最後になるかもしれないからこそ、彼らの証言を映像や絵に

残すことの重要性を感じた。そして、今回学んだことをこれで終わりにしてしまうのでは

なく、今後は継承活動に積極的に関わっていきたいと考えた。