↑日本語TA中の授業の様子

取材日:2023/10/19

 

▽明治学院大学国際学部国際学科への入学を決めた理由は何ですか?

 私が入学を決めた理由は、国際学科の授業内容に自分がやりたいが詰まっていたからです。高校生の時は差別、貧困、教育などの様々な分野に興味があり、自分が学びたい分野を絞れない状態でした。そこで私は、幅広い分野を学ぶことができ、かつ学年が上がるにつれて自分の専門分野を絞り、それを深めていけるような学部に入学したいと思うようになりました。明治学院大学の国際学部国際学科は1年生で多岐に渡る分野を勉強できそして2年生になると4つの分野の中から専門を選択し、自分の専門分野を深めていけると知り、入学を決めました。またボランティア活動にも興味があった自分にとって、明治学院大学はボランティア活動が盛んであるということも決め手の一つでした。

 

▽大学に入学してからどのような活動を行ってきましたか?

 私は日本語教育に焦点を当てて活動をしてきました。私は多文化共生という授業で在日外国人について学んだことで、日本語の勉強したいけも勉強できない子どもたちがいるという状況を知り、自分も何かその人たちの助けになりたいという気持ちが芽生えてきました。実際に私は、学内の留学生が受講する日本語の授業へボランティアとして参加したり、日本語教育に関連する授業をメインに履修したり、さらにオーストラリアで日本語ティーチングアシスタント(TA)のインターンシップ留学をしました。

 

▽何ゼミに所属していますか?

 私は田中桂子教授のゼミに所属しています。田中ゼミは言語やコミュニケーションについて学ぶことのできるゼミで自分の興味関心に合致していたため田中ゼミを選びました。

 

▽いつ、どこに、どれくらいの期間、どのような留学に行っていましたか?

 私は2023年の4月から9月の約半年間オーストラリアのメルボルンにある学校で日本語ティーチングアシスタント(TA)をするインターンシップ留学に行っていました。

 

▽なぜ日本語ティーチングアシスタント(TA)のインターンシップ留学に参加することを決めましたか?

 私は元々日本語教育に興味がありました。このインターンシップ留学は日本語教育に対する理解を深めるための絶好のチャンスだと思い、参加を決めました。しかし、私は1~2年生の際に受講していた授業を受けてから、日本在住の日本語を勉強したくない人たちに日本語サポートをしつつ、精神的サポートもできるような日本語教育を知りたいという思いがありました。そのため、インターンシップ先の学校では日本語を学ぶことを自ら選択している日本在住ではない子どもたちへの日本語教育を学ぶということでインターンシップをするかどうか迷う気持ちもありました。また、このインターンシップ留学はワーキングホリデービザで渡航するため、今後ワーキングホリデービザを使うことが出来ません。私は将来のためにワーキングホリデービザを使わないでおきたいという気持ちもありましたが、インターンシップ留学は今しかできないことだと思い、インターンシップ留学に参加することを決めました。

 

▽どのような学校に派遣されましたか?

 私は私立の中高一貫の男子校に派遣されました。12歳から18歳までの子どもたちの日本語教育をサポートしていました。派遣先は私立の学校ということもあり、親が教育熱心な韓国やベトナム、中国などアジアの国々にルーツを持った生徒がとても多く、白人の生徒少なかったです。

 

▽日本語ティーチングアシスタント(TA)としてどのようなクラスを担当していましたか?

 私は最低学年から最高学年まで満遍なくクラスを担当させていただきました。派遣先の学校には日本語の先生が3名いらっしゃって、授業ごとに先生が変わるため、その3名の先生の誰かしらをサポートする形で授業に参加していました。授業では生徒と1対1もしくは少人数で日本語の会話を練習しました。

 最低学年の日本語クラスの生徒数が多く60人ほど生徒がいました。学年が上がるにつれて日本語クラスの生徒数が少なくなっていくようで、最高学年の日本語クラスの生徒数は10人ほどでした。派遣先の学校では、日本語が難しいために日本語クラスを選択しない生徒が増えていく傾向にありました。

 

▽インターンシップ留学を通して嬉しかった出来事や印象に残っていることはありますか?

 インターンシップ留学の最終日が一番印象に残っています。全学年の生徒が私のために集まり、プレゼントや手紙を渡してくれてとても感動しました。お別れはとても悲しかったのですが、半年間派遣先の皆と日本語教育を通して関わることができ、このプログラムに参加して本当に良かったと感じました。

 

▽インターンシップ留学中に大変だったことや苦労したことはありますか?

 ゼミの勉強とインターンシップ留学の両立がとても大変でした。田中ゼミは2年生の秋学期から卒業論文の準備が始まります。私は留学中に卒業論文を6000字まで書き上げなければならず、とても大変でした。その時私はオーストラリアにいたため、ゼミの授業内容が分からないだけでなく、卒業論文のための文献を探すことも難しかったです。卒業論文の執筆中に色々なことが重なってタイミングが合わず、先生のサポートを満足に受けられませんでした。日本語教育を学びにオーストラリアに来ているはずが、休日は全て卒業論文の執筆に時間を当てなければならず、とても大変でした。

 

▽ホームステイの感想を教えてください。

 私は約半年の間に4つの家庭でホームステイをしました。私は高校時代にニュージーランドで1年間留学していた際もホームステイをしていたため、今回が初めての経験ではなかったです。4家族とも環境や状況が全く違い、とても良い経験になりました。私は30代女性で一人暮らしのホストファミリー、老夫婦のホストファミリー、同世代の女の子が3人いるホストファミリー、シングルマザーと娘さん1人のホストファミリーにお世話になり、すべての家庭で生活環境や習慣が全く違い、一緒に生活していて楽しかったです。

 

▽オーストラリアで生活をしてみてカルチャーショックなどはありましたか?

 私は高校時代にオーストラリアの隣の国ニュージーランドに長期留学をしていたため、そこまで大きなカルチャーショックはありませんでした。強いていうのであれば、オーストラリア英語の訛りに驚きました。留学を終えてからオーストラリア訛りの英語になったと言われる機会が増えました。

 

▽オーストラリア留学中は旅行に行きましたか?

 沢山旅行に行きました。パースというオーストラリア最南端の場所やシドニー、ゴールドコースト、ブリスベンへ旅行に行きました。パースではコアラやカンガルーを見ることができ、とても楽しかったです。

 

▽あなたにとって国際学部とは何ですか?

 私にとって国際学部は自由な場所です。何をするにも自由で、やりたいことは何でもできる場所だと思います。教授に質問をすれば手助けをしてくれて、強制的に縛りつけられるわけでもなく、自由がある場所だと思います。

 

▽将来の夢や目標はありますか?

 将来は日本にいる外国にルーツを持つ人々の中でも困っている人たちの手助けをしたいです。日本語教育という形であれ、違う形であれ、何かしらの形で彼らと関わっていきたいです。

 

▽読者にメッセージをお願いします。

 学生の内はやりたいことを全部やる勢いで、お金や時間は気にせずに行動していくことが大切だと思います。何をしても許されるのは学生の内だと思うので、ただやりたいという気持ちを持って突き進んでいくべきだと思います。

 
 
〇有吉ゆず
私立橘学苑高校出身
2021年明治学院大学国際学部国際学科入学
2023年4月〜9月に日本語TAプログラム参加