取材日:2023/11/21

 

▽なぜ明治学院大学国際学部に入学することを決めましたか?

 私は父がロシア人ということもあり、中高生の時に海外に5か国ほど行ったことがあります。このような経験から、漠然と海外や国際的な分野に興味がありました。高校の指定校推薦に他大学の外国語学部の枠がありましたが、国際的なことを広く学ぶことのできる明治学院大学国際学部を選択し、進学が決まりました。

 

▽今までどこの国に行ったことがありますか?

 私はオーストラリア、ロシア、イギリス、モンテネグロ、アメリカに行ったことがあります。

 

▽澤さんは2020年4月入学の学年ですが、大学生活において新型コロナウイルスの影響を受けましたか?

 2020年4月から大学生活が始まりましたが、授業は全てオンライン授業とオンデマンド授業でした。新型コロナウイルスの影響だったため、しょうがないことだと割り切っていました。しかし国際学部という海外との繋がりが深い学部に入学したこともあり、他の学部よりも影響を受けていた印象があります。大学入学初期はずっと部屋に籠らなければならなかったため、大学生活に楽しさを見出せず、一度家族に大学を辞めたいと話したこともありました。大学入学後明治学院大学国際学生寮MISHに入寮しましたが、新型コロナウイルスの影響により、最初の半年は同じ寮に住んでいるにも関わらず同級生や先輩との交流が全くありませんでした。

 

▽何ゼミに所属していますか?またそのゼミに決めた理由は何ですか?

 私は平山ゼミに所属しています。2020年に入学した私たちの学年はオンライン授業が主だったため、ゼミを決める際に教授をよく知らない状況でした。平和研究の基礎という授業を履修した際に平山先生の授業を受け、国際連合で勤務されていた経験など自分の経験ベースでお話をされていて、先生自身の経験に対してとても興味深く感じ、平山ゼミに所属することを決めました。

 

▽平山ゼミの特徴を教えてください。

 平山ゼミには合同ゼミが年に2回あります。3年生が中心となり、在学生、卒業生、アドバイザーを含めて30名程の規模で開催しています。合同ゼミのテーマは3年生が自由に決めることができます。平山先生の専門は公衆衛生ですが、先生の知識が幅広いため、自分たちの興味のあるテーマを自由に取り入れています。テーマの分野に対して知識を深められることは勿論ですが、卒業生を集めたり、レジュメを作成したり、スケジュールを管理したり、ディスカッション内容を決めたり、責任感のある業務を担うため、社会人の業務のような経験を積むことができます。

 

▽大学1年から現在に至るまで明治学院大学国際学生寮MISHに住んでいるとお聞きしましたが、なぜ寮に住むことを決めましたか?

 高校時代も学校の寮に住んでいて、集団生活が好きだったことが理由です。加えて、実家よりも寮に住んだ方が友達が作りやすそうだったということもあります。

 

▽国際学生寮MISHに入寮して良かったことは何ですか?

 支えになる友人ができたことです。1人になりたいときは自分の部屋に、誰かと話したいときは気軽に友人の部屋に行くことができ、日々とても楽しかったです。

 また、朝夕の食事を食堂で用意してもらえたり、ご飯のお代わりが自由だったり、自分の部屋にバスルームもありますが寮の1階に大きな銭湯があることも良かったです。

 

▽国際学生寮MISHという名前にもある通り留学生が沢山住んでいる寮ですが、国際交流の面ではどうでしたか?

 新型コロナウイルスの影響もあり、沢山の留学生が寮に来たのは2022年秋学期からです。留学生が沢山来てから寮のどこにいても英語が聞こえてくる環境になりました。友人の部屋に気軽に行けることや、食事を提供してもらえること以外に、留学生との交流が寮の価値として挙げられると思います。今年の夏は仲良くなった留学生たちと一緒に箱根に旅行に行くことができ、とても楽しかったことを覚えています。

 

▽国際学生寮MISH内でRA(レジデントアシスタント)をしていたそうですが、RAとは何ですか?

 RA(レジデントアシスタント)は大学や寮の管理会社と話し合いをしたり、寮内のイベントを企画したり、寮生の相談に乗ったり、寮生同士の交流を促進したり、主に寮生の代表のような立ち位置にあります。私は大学2年生から現在まで3年間RA(レジデントアシスタント)を務めてきました。

 

▽筋トレはいつから始めましたか?筋トレを始めたきっかけはありますか?

 大学2年生の秋から始めました。元々体を動かすことが好きでしたが、コロナ渦で運動が気軽にできなくなり、人と関わらずに自分一人でできる筋トレを始めました。それに加えて、ハロウィンで上裸のキャラクターのコスプレを着たかったこともきっかけの一つです。

 

▽ボディビルの大会にはいつ出場しましたか?なぜ大会に出ることを決めましたか?

 今年の11月上旬にボディビルの大会に出場しました。ボディビルは大会前に食事制限をして減量をするため、社会人になってから大会に出場するとなると、食事制限の面から仕事との両立が厳しいと思い、学生最後の思い出作りに大会に挑戦することにしました。結果は新人の部で3位という順位をいただくことができました。これからも筋トレは趣味として続けていきたいです。

 

  

↑ボディビル大会の写真

 

▽筋トレを始めて良かったことはありますか?

 筋トレを始めてから性格がポジティブになったと思います。筋トレをして行く中できついと思うことが沢山あるからこそ、日常生活の中で辛いことがあっても筋トレと比べたら辛くはないというマインドになりました。私が出会った筋トレをしている方たちは、皆さんポジティブな方なので、筋トレをするとポジティブな性格になれると思います。

 

▽就職活動を本格的に始めたのはいつですか?

 就職活動は大学3年生の1月頃に始めました。同学年の友人たちは大学3年生の11月頃から企業との面接を始めている人が多かった印象です。

 

▽就職活動の結果を差し支えなければ教えて下さい。

 IT系の会社に入社することが決まり、エンジニア職に就くことが決まりました。単純にエンジニアに憧れがあり、かっこいい職業だと思ったため、エンジニアになることを決めました。

 

▽文系でもITエンジニアになれるんですね。

 文系でもITエンジニアになれます。現在ITエンジニア人口が足りておらず、文系からエンジニアになる方もいるそうです。文系からエンジニアになる場合、研修やサポートが手厚いと聞いたため、安心してエンジニアになることを決めました。

 

▽就職活動は総じてどうでしたか?

 内定が決まった時の開放感が大きかったです。大学4年生の5月に就職活動を終えたため、卒業まで残りの大学生活を精一杯楽しもうという気持ちが大きかったです。就職活動中も内定が決まった後の楽しみなことを考えて頑張っていたので、ポジティブに就職活動ができたと思います。

 

▽就職活動を終えて現在は卒業論文の執筆をされているとのことですが、卒業論文のテーマは何ですか?

 私はメディアのフェイクニュースをテーマとして書き進めています。現在ウクライナやガザに関するフェイクニュースが沢山出回っています。なぜこのようなフェイクニュースが世界に広まってしまうのか調査をしています。ウクライナやガザの情報は最新で正確なデータがあまりないため、イラク戦争のメディアを主に調査しています。

 

▽あと数か月で大学生活が終わりますが、4年間を通して印象に残っていることはありますか?

 大きく2つあります。1つ目は平山ゼミの校外実習で奈良県や和歌山県のエコビレッジに行ったことです。例年平山ゼミの校外実習先は中東の国でしたが、新型コロナウイルスの影響で日本国内での校外実習となりました。エコビレッジとは、現代の資本主義から離れて、持続可能な生活をするというコンセプトで生活をしている方が住んでいる場所です。朝から焚火をしたり、薪を拾いに行ったり、現代の生活から離れた生活を経験し、私たちは現代社会の文明に頼っていることを実感しました。さすがに数ヶ月から数年の間生活するとなると私には厳しいですが、とても新鮮な経験になりました。

 2つ目はボディービル大会の経験です。先ほど話した通り、私は大学生活最後の思い出としてボディービル大会に出場しました。大会までの食事制限がとても辛かったのですが、大会当日に家族や十数名の友人が見に来てくれました。「かっこよかった」と声をかけてくれてとても嬉しかったですし、達成感がありました。

 

▽あなたにとっての国際学部とは何ですか?

 私にとって国際学部は自分事にできる環境が整っている場所だと思います。国際学部では教授の話を踏まえて、学生同士でディスカッションをし、発表するという授業が多いです。授業内で教授だけではなく様々な学生の意見に耳を傾けることによって、日常生活においても他者の気持ちを考えたり、様々な意見を聞き入れることに役に立っていると感じます。

 もう一つ、先ほど話したように私は卒業論文でメディアのフェイクニュースに関連してウクライナやガザなど、現在ニュースになっていることを調査しています。そのため、明治学院大学国際平和研究所が開催しているウクライナやガザの問題に関するイベントやセミナーに積極的に足を運ぶようにしています。イベントの際に、専門家の見解や事実を知ることは勿論、イベント参加者はその問題に対してどのようなことができるのか、という問いかけがあります。問いかけによって他人事ではなく自分事として世界の問題を捉えられるように促してくれている気がします。日常の小さな出来事は勿論、世界規模の大きな出来事も自分事に考えることができる場所が国際学部だと思います。

 

▽読者にメッセージをお願いします。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。ここまで読んでくれた下級生の皆さんへのアドバイスは、卒業論文を早めに取り組んだ方が良いということです。私は4年生になってから卒業論文を書き始めたのですが、終わらずにとても苦しんでいます。卒業論文の執筆はとても大変なので、早く始めることをおすすめします。頑張ってください。

 

〇澤奈津樹

2020年明治学院大学国際学科入学

2021年から平山ゼミ所属