▽東エルサレム

R.M.:この地域は一応イスラエルだけど、ちょっと移動すると違う宗教の人たちがいたね。

Y.W.:旧市街の近くのホテルだったね。

A.T.:西エルサレムで泊まったホテルがユダヤ人街にあって、この日に泊まったホテルはアラブ人街の方だった。だからエルサレムの反対側に泊まりました。

R.M.:東エルサレムはイスラエルではあるかもしれないけど、生活様式はアラブ側だった。食べ物とかも。

 

K.K.:この日はエルサレムを満喫した日だったね。嘆きの壁とか聖墳墓教会とかほぼ全部に行った。教科書で見るような建物を回りました。

ユダヤ教の人たちが勉強していたシナゴーグに立ち寄ったんだけど、男の人は扉の中まで入れたのに、私たちは扉の中にも行けないということがあって。向こうの宗教的には普通だったんだけど、日本で育った私はこういう男女で違うという経験が初めてだったから、自分の中の常識は相手の常識ではないということを感じた。嘆きの壁も男女で入れる場所や範囲の広さも違ったので目に見えて男女の違いというのを感じた。

R.M.:男子の方が広く行動できたから、男子が中に入っている間に女子は外の階段から回って上から見ることしかできなかった。

Y.W.:男子はどこでも行けたけど、女子は少し制限がかかっていた。

R.M.:でも、ユダヤ教の女性からしたらそれは差別だと思っていないんだろうなと思った。

K.K.:それは生まれたときから普通のことだったということだよね。

R.M.:分かってはいるけど、せっかく来たから入りたかったという想いはあったね。

 

 

▽エリコ

 

K.K.:ロープウェイみたいなものに乗って崖の上にあるキリスト教会に行ったね。

Y.W.:この教会は「誘惑の山」と言ってイエス・キリストが修行のために40日間の絶食をしていたとされる所に建てられたものだったね。

A.T.:あと、キリスト教徒にとっては身体を清める聖地になってるヨルダン川にも行ったよ。

R.M.:この川は泥水が流れていてでそれをキリスト教徒のみんなは浴びているの。私はちょっと汚かったから浴びたいとは思わなかったな(笑)

A.T.:この川のすぐ向こうにはヨルダンがあってすごく近いって感じた。泳いで渡れるぐらいだった。

R.M.:そのあと死海に行ってみんなで入ったよね。ここはすごく楽しかった。

K.K.:本当に身体が浮いたよ。

R.M.:最初に足を入れたときは普通に歩けたから「あれ、浮かないな」と思っていたら、後ろに倒れておしりを付けようとすると身体が浮くの。

A.T.:見た目は普通の水なんだけどね。

K.K.:絶対に一生に一度は行くべき。

 

 

▽校外実習を振り返って

A.T.:最後のホテルはアラブ人が多い地域にあったんだけど、この地域にもユダヤ人のモチーフであるダビデの星がいろんなところで掲げられていたんだよね。それはなんでかって言うと、ユダヤ人たちがアラブ人地域にも侵攻してきているからという理由があるんだって。ユダヤ人の中でもお金を持っている人たちがアラブの人たちが住む地域を買い取っているということが行われているの。そうしてアラブ人の地域にユダヤ人のモチーフのものを並べてアラブ人の信仰を無くそうとする活動が見られた。お金を払っていて合法ではあるんだけど当時は無理にやっているっていうのを私は習った。

K.K.:私が以外だと感じたのは全ての人が信仰心が強いという訳ではないということを思った。勉強している中ではイスラームであったりユダヤ教であったり宗教間の話が多かった。交流した学生の中にはどの宗教もあまり興味がないという人もいて、全員がしっかりとした信仰をしているという訳ではないということは日本にいるだけでは知れなかったことだなと思った。

R.M.:基本的にみんな優しくて本当にいい人ばかりだった。今でも私はインスタで時々連絡を取ってるよ。ぜひまた行きたいね。

Y.W.:街の人は排他的なのかなって行く前は思ってたけど、観光客が珍しいということもあってかすごく優しくしてくれたね。それはとても嬉しかった。実際に行かないと分からないことの結構多かった。情報も英語の文献なら入ってきているのかもしれないけど日本語では文献があまり入ってこないから、実際に行って肌で感じたというのは良い経験になった。