↑ポルトガルのリスボンにフライトで行った時の写真
取材日:2023/06/12
▽国際学部国際キャリア学科出身の露木さんは幼少期に英語圏に住んだ経験はありますか?
私は日本で生まれたのですが、10歳の時にハワイに引っ越し、10歳から高校卒業までハワイで生活をしていました。明治学院大学に進学すると同時に日本に戻りました。
▽なぜ明治学院大学国際学部国際キャリア学科に入学したのですか?
私は日本の大学に進学したいと思っていたのですが、日本語レベルが日本語ネイティブの大学生に達していなかったことと、英語をより上達させたい気持ちが大きかったため、授業を英語で行う学部を探し、明治学院大学に行き着きました。また、明治学院大学の留学制度の種類が豊富で様々なオプションがあり、大学在学中に留学に必ず行きたいと思っていたため、国際学部の国際キャリア学科に進学することを決めました。
▽在学中はどのような活動をしていましたか?
私は1年生の際に戸塚まつりの実行委員として活動していました。また、4年間グローバルアンバサダーという学部長プロジェクトに参加していました。留学生のバディ制度も活用し、新型コロナウイルス流行前は、バディのイベントには毎回参加していました。在学中に留学に行きたかったので、留学先の情報を自分で発信しながら学ぶことができ、とても良い経験になりました。
▽在学中にどこにどのくらいの期間留学に行きましたか?
私はカリフォルニア州のUniversity of California, Santa Barbara(UCSB)に1年間留学をしました。
▽カリフォルニア大学(UC)の留学に出願しようと思ったきっかけは何ですか?
私はハワイで生活をしていたため、アメリカ本土の大学に進学するか、日本の大学に進学するか迷っていました。アメリカの大学生活と日本の大学生活どちらも経験したかったため、どちらを選択しようとも必ずもう一方の国の大学に留学に行くことを決めていました。 カリフォルニア大学を選んだ理由としては、快適な気候であること、カリフォルニアには様々なバックグラウンドを持った人が多いことが挙げられます。文化的に学べることが多いと思ったため、カリフォルニア大学に出願することを決めました。
▽留学先ではどのような授業を受講していましたか?
私はグローバルスタディーズを専攻していましたが、留学生の特権として、自分の学部だけではなく、他の学部の授業を受講することもできたため、様々な授業を選択していました。例えば、East Asian Studiesでは、日本や韓国の歴史をアメリカ人目線で学びました。環境学のEnvironmental Studiesという授業では、Global Enviroment Tourismに重きを置き、グローバライゼーションが進む中、どのように観光客のニーズが変化しているか、どのようなアプローチが適切なのか、学びました。Environmental Studiesの授業ではカリフォルニアのオイル事情に関して、フィールドトリップに行き、カリフォルニア州がどのように環境対策を施しているのか勉強をしました。
▽留学先のUCの授業は国際学部の授業と比べて何が違いましたか?
私は国際キャリア学科生として全て英語の授業を受講していましたが、学科人数が少なく親しい人が多かったため、ディスカッションの際にその人の考え方の傾向を掴みやすかったのですが、UCの場合3学期制で授業人数が多く、メンバーも毎学期変わったため、新しい観点から物事を考えるようになりました。また、リーディングの量が日本と比べてとても多かったので、大変だと感じました。

↑カリフォルニアの留学先での他の国から来た留学生の仲間との写真
▽アメリカの寮での生活はどうでしたか?
私は2人部屋で、ルームメイトの日本人ととても気が合ったので寮生活の面では苦労はありませんでした。留学に行く前に30問ほどの質問に回答し、ルームメイトマッチングをし、ルームメイトが決まりました。他の部屋は朝型と夜型の人が混在していたり、コミュニケーションが難しかったり、大変そうな話も聞きました。
▽留学全体を通して楽しかったことや思い出に残っているエピソードなどを教えていただきたいです。
一番楽しかったことや思い出に残っていることは留学中に沢山旅行をしたことです。長期休み期間はラスベガス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、フロリダなど様々な場所に行きました。サンフランシスコに行った際には明治学院大学に留学に来ていた留学生たちと再会し、家に泊まらせてもらいました。とても楽しかった記憶が残っています。
▽英語力上達のために何が大切だと思いますか?
英語力上達の方法は大きく2つあると思います。1つ目は沢山英語のテレビ番組や映画を見ることです。一度日本語版を視聴してから英語版を見る場合、大体の内容を理解しているためリスニング力が伸びると思います。2つ目は英語を話せる人と友達になり、日常的に英語を使うことを意識していくことです。スピーキング力や英語の表現方法を学ぶことができると思います。
現在はアラブ首長国連邦のドバイを本拠とするエミレーツ航空の客室乗務員(CA)として活躍されている露木さん。
▽客室乗務員(CA)を志したきっかけはありますか?
幼少期から旅行が好きで、飛行機に乗った際にCAさんの仕事を間近で見て憧れていましたが、明確な夢ではありませんでした。進路を考えていく中で、英語を主に使い、尚且つ日本語能力も役に立つ仕事に就きたいと考え、ハワイのホテルで働いた経験も踏まえ、ホスピタリティーの仕事を志すようになりました。大学3年生の際に、客室乗務員に応募してみようと決めました。
▽なぜエミレーツ航空に入社しようと思ったのですか?
エミレーツ航空のCAさんはInstagramなどのソーシャルメディアの露出が多く、宣伝の手法が魅力的だと感じました。他のエアラインと比べた際に、一番ライフスタイルや素の部分を見ることができ、憧れるようになりました。また、数多くの国・地域に就航しており、フライトの便数が多いことも魅力的な面でした。加えて、エミレーツ航空はグローバルなことに重きを置いているため、一つの便に様々な国出身の客室乗務員が乗っているため、その点も良いと思います。アジア人が自分ひとりだけというフライトもあります。
▽エミレーツ航空に入社されたのはいつ頃ですか?
エミレーツ航空は新卒や既卒で採用するのではなく、時期関係なく一般採用を取り入れているため、私自身が入社したのは2023年の1月頃になります。
私は2022年10月にエミレーツ航空の客室乗務員に応募しました。最終面接を終えた数日後にエミレーツ航空から「今週末にドバイに引っ越してきてください。」という電話がかかってきました。授業や卒業論文の執筆があったため、1か月ほど入社時期を伸ばしていただき、1月の半ばにドバイに引っ越しました。そこから2か月間ほどトレーニング期間を経て、客室乗務員になりました。トレーニング期間が卒業式の2日前に終了したため、ぎりぎり卒業式に出席することができました。

↑2ヶ月のトレーニングをしたエミレーツのカレッジでの写真
▽エミレーツ航空の採用においてどの部分が重視されていると思いますか?
エミレーツ航空の面接では、特に英語力を重視されています。エミレーツ航空には世界各国から多種多様な人が集まるので、アメリカ英語やイギリス英語だけではなく様々なアクセントを理解し、対応できることが求められます。
▽エミレーツ航空の客室乗務員としての魅力と大変な面は何ですか?
魅力は色々な国に行くことができることです。ドバイをベースとして、世界各国のフライトに乗務することができます。多いときは週に3か国行くこともあります。また、フライト時間が長い場合、お客さんと交流することで新たに学べることが沢山あります。
大変な面は、決められたルーティンがないこと、時差に対応することです。また、家族の誕生日やホリデーを一緒に過ごせないことも大変です。

↑仕事のユニフォーム
▽ドバイで生活してみて感じたことを教えてください。
ドバイはドバイ人というよりも世界中の様々な国の人が住んでいる場所なので、自分がドバイに住んでいる実感がない瞬間があります。また、ドバイはビジネスがやりやすい場所なので、ビジネスマンが多く、地理的にヨーロッパにも近いため、ヨーロッパからの観光客も多いです。ダウンタウンは近未来的な建物が多いですが、少し離れると砂漠や何もない場所もあります。最近は気温が暑いので、あまり外出はしていません。
▽社会人になってから変わったことはありますか?
学生時代は何かしていただくことが多かったのですが、社会人になってからは社会に何かしらの還元をする側になったと感じています。学生時代は大学の皆さんに何かお願いをし、助けていただくことが多かったのですが、今度は自分が誰かの役に立てるようになりたいと思っています。誰かを喜ばせたい、何か役に立てるようなことをしたいという気持ちが大きいです。
▽あなたにとって国際学部はどのような場所ですか?
国際学部で様々な人種、様々なバックグラウンドを持った人たちと出会い、仲良くなり、今のキャリアに行き着きました。そのため、国際学部は将来的に国際的な人材になることのできるベースを作ってくれる場所だと思います。授業では、日本だけではなく、海外の政治や文化を学ぶことができ、さらに、海外出身の学生、日本人学生、交換留学生など様々な人が国際学部という場所で仲良くなることができ、情報や知識を交換できる場所だと思います。
▽在学生にメッセージをお願いします。
大学生のうちに色々なことにチャレンジし、大学生活を精一杯楽しむことが大切だと思います。授業から新しいことを学ぶだけではなく、何かを楽しみながら学ぶこともできると思います。日本に限らず、様々な国の友人を作り、彼らとの何気ない会話ややり取りの中で学べることも大切な事だと思います。沢山の友人を作り、世界中どこにでも行けるような準備をしておくと良いと思います。
▽最後に英語で読者にメッセージをお願いします。
Sometimes language can be a barrier to expressing yourself, but don’t hesitate to open up and share your feelings with someone. They won’t know how you feel unless you tell them. Also, don’t be afraid to challenge yourself and ask for help when needed. Sometimes you can’t do everything by yourself, and it’s important to seek assistance and have others to think and problem-solve with. So, I believe that communication is the key to overcoming challenges and living a better life.
〇露木 李
2018年Kalani High School 卒業後、2019年に明治学院大学国際学部国際キャリア学科に入学。
学生時代に、University of California, Santa Barbaraに留学。
大学4年の1月よりエミレーツ航空に入社。
