取材日:2023/11/09

 

▽幼少期はどの国で生活をしていましたか?

 小学校1年生から5年生まではカタールで生活をし、現地のインターナショナルスクールに通っていました。その後日本に帰国し、中高一貫の私立の学校に通っていました。

 

▽なぜ明治学院大学国際学部国際キャリア学科に入学しましたか?

 一番の理由はダブルディグリープログラムに参加したかったからです。ダブルディグリープログラムは国際学部独自の留学プログラムで、明治学院大学国際学部とサンフランシスコ州立大学の学位をどちらも取得することができます。この留学制度がとても魅力的だったため、国際学部への入学を決めました。

 

▽学生時代に頑張っていたことは何ですか?

 私は勉強が嫌いなため、正直あまり一生懸命勉強はしませんでしたが、大学3年生の時にインターンシップを経験し、その経験が印象に残っています。国際学部ではインターンシップの授業を履修し、実際にインターンシップに参加しなければならないため、営業職のインターンシップに参加することを決めました。私はストリート営業で駅に立って営業をするインターンシップとして、ユニセフに関連する寄付や毎月募金の商材をいただき、その商材を売る営業を経験しました。

 

▽学生時代に楽しかったことや思い出に残っていることを教えてください。

 大学1年生の際はコロナ渦前だったためキャンパスに留学生が沢山いて、色々な人と関わることができ、とても楽しかったことを覚えています。また、私の学年は国際キャリア学科の中でも英語が上手な学生が多く、その環境でディベートをした際は本当に勉強になりました。海外出身の学生がクラスに多かったため、海外の方はアグレッシブで自信がある人が多いと感じました。勉強はあまり好きではありませんでしたが、ディベートの授業はとても楽しかったです。

 国際キャリアの授業は海外大学と変わらないと感じたため、最終的にダブルディグリー留学を選択しませんでした。国際キャリア学科は英語力がさらに成長できた場所だと思います。

 

  

▽現在はどのような会社で働いていますか?

 現在はアマゾンジャパンで働いています。

 

▽本格的に就職活動を始めたのはいつですか?

 3年生の2月に就職活動を始めました。3年生の後半にインターンシップの単位を取得したかったため、インターンシップを行いました。インターン先がとても楽しかったので、その企業でも良いと思いましたが、3年生の2月頃に親に就職を示唆され、アマゾンに応募してみることにしました。

 

▽就職活動の際に悩んだことはありますか?

 私は就職活動の際に自分が何をしたいのか分からず、どの企業を受けたいのかも見当つかず悩みました。そのため、自分の身の回りからやりたいことを見つけようと思い、「iPhoneを使っているからAppleを調べてみよう」というようにとりあえず身近にある企業に興味を示して応募することにしました。わざわざ本を購入して徹底的に調べるよりも、身の回りのものに興味を示し、気軽に応募してみた方が良いと思います。

 

▽どのように就職活動を進めていきましたか?

 正直に言うと私はどの会社でも就職できたらいいかなというマインドでいました。アマゾンは初めて受けた会社で練習というような感覚で選考に挑みましたが、思ったよりも全ての選考が上手くいきました。アマゾンが掲げる企業理念を誇りに思っていることを前面に押しだして最終選考まで残ることができました。

 

▽現在の仕事内容を教えてください。

 現在はチームマネージャーとして働いており、部下が16人います。私は新卒の22歳ですが、世代が上の方も部下として一緒にチームで仕事をしています。部下は年上の方ばかりですが、自分の役職に誇りを持ち業務に取り組んでいます。

 国際キャリア学科で培った堂々として、とりあえず行動に移すということを心がけ、16人の部下をまとめながら問題点を解決に導くプロジェクトマネージャー兼チームマネージャーをしています。主にアマゾンの配送ドライバーなどのカスタマーサービスに関する部署に所属しています。

 

▽新卒の1年目から役職に就いてお仕事を進めていくんですね。

 まさに外資系の風潮ですね。仕事についていけないのであれば置いていかれますし、ついていけるとしたら「頑張りなさい」という雰囲気を感じます。アマゾンは「走っている会社」と呼ばれており、歩くことがない、止まることがない、走りながら業務をしていくと言われています。最初は大変でしたが、だいぶ慣れてきました。

 

▽仕事の魅力的な面は何ですか?

 魅力的な面は1年目の新人でも責任の大きい仕事を任せていただけることです。本当に貴重な経験を積むことができますし、精神的にも鍛えられると思います。また、外資系の大手企業のためお給料が高く、1年目とは思えない額のお給料をいただいています。挑戦する環境が整っていて、声を挙げたり手を挙げた人が勝つ風潮があるため、20代で1000万円クラスのお給料をいただいている方が多くいます。自分で積極的に仕事を勝ち取る行動力が大切だと思いますし、周りにそのような人が沢山いるので自分も鼓舞されます。日系の方が孫卒に対しての面倒見が良いと思いますが、アマゾンでは個人で頑張った人が勝つように思います。

 

▽仕事の大変な面を教えてください。

 アマゾンでは新卒とは思えないほど仕事を振られ、自分ができる限り全力で仕事に取り組む必要があるため大変だと感じることもあります。また、「やりたいです。」、「私はこの業務が得意なので任せてください。」というように自分から手を上げないと何も頼まれず、何の業務ももらうことができなくなってしまいます。

 

▽社会人になってから変化したと思うことはありますか?

 社会人になってから時間を大切にするようになりました。大学生の頃は遊んでばかりで、一日中寝ているような日もありましたが、社会人になってから週5日働いて土日しか休みがない状況になりました。タスクをこなしていくスピード感も重要なため、私自身はまだ時間配分が上手くできていないなと感じることもあります。

 

▽このインタビューを読んでいる読者の中にはこれから社会人になる学生も多いと思いますが、社会人になるための覚悟とは何だと思いますか?

 生活が全く変わること、責任感が伴うこと、仕事の量が多いことを覚悟しておいた方が良いと思います。キラキラとした社会人生活を思い描いている人もいると思いますが、思ったよりも大変な生活になると思います。3年目からは楽しめるような気がしますが、新卒1年目はとても大変だと思います。

 

▽外資系企業で働く中で英語力は大切だと感じますか?

 将来的に昇進したいのであれば特に英語力は必要だと思います。私が今いる部署はバイリンガルでなければ合格がもらえません。会社の中ではベテランの方でも英語ができなければ昇進ができず、何年もポジションが同じという場合もあります。ですが、英語力が多少低くてもやる気があり、相手に伝われば問題ないと思います。

 

▽外資系の大企業に入社できた理由は何だと思いますか?

 入社してから知ったのですが、「自信がある人」「行動を起こしてくれそうな人」という人物像が採用において掲げられていたそうです。面接官の質問で分からないことがあればきちんと聞くことや自分の意思をきちんと伝えることが大切だと思います。面接官に問題があれば私は必ず解決できますし、なかったとしても何かしらの課題点を見つけ、良い方向に導いていくことができ、すぐに行動に移すということを伝えました。自分のエピソードを本に書けるくらい細かくまとめればどの会社にも受かると思います。

 

▽あなたにとって国際学部はどのような場所ですか?

 一つのスキルを人一倍磨ける場所です。例えば4年間英語を学んだとしてそれが身になっていなかったらもったいないと思います。国際学部に入学したならばしっかりと英語やスペイン語など一つでも何かしらのスキルを身に着け、人に自慢ができたり、就職活動の際に使うことのできる能力を身に着けることが大切だと思います。

 

▽読者にメッセージをお願いします。

 大学生活を楽しんでもらいたいです。思いっきり楽しんで、色んなことに挑戦して、黒歴史を作ることができるのは大学生までだと思います。大学を卒業したら真面目に真剣に仕事と向き合っていくことが大切だと思います。

 

〇加納 梨華子
小学1年生から5年生までカタールで育つ
日本に帰国後私立中高一貫校に入学
2019年明治学院大学国際学部国際キャリア学科
在学中にインターシップにてストリート営業を経験
大学卒業後、アマゾンジャパンに入社し、チームマネージャーを担当